時代に一撃を喰らわす"ガールズロックユニット"を輩出し、育成する形で始まった「CHAIN the RIOTプロジェクト」。
「轟音で人間を吐き出す激情型落伍者集団」とコンセプトに活動。同プロジェクト所属ユニットとして東京をベースに活動中なのが「OMNI666」。彼女たちの楽曲制作及びプロデュースを、NoGoDの団長が担っている。名古屋をベースに活動中の「已己巳己-いこみき-」は、Jin-Machineのfeaturing16がプロデュースを手がけている。この布陣へ、世界を舞台に活動し続けているヘヴィメタルバンドGYZEのRyojiがプロデューサーとて参加することも発表になった。
総合プロデューサーのはしけいを含め、「CHAIN the RIOTプロジェクト」は、音楽に造詣の深い現役ミュージシャンでありプロデュース力を持った人たちがユニットの舵を握り、メンバーらと一緒にユニットを育てあげるところに大きな特色がある。
先日、「CHAIN the RIOTプロジェクト」が、同プロジェクトに新しい風を吹き込む才能を求めようと、一緒に夢を描ける女性アイドル/アーティストを、経験/未経験、プロ/アマチュア問わず幅広く募集することを告知した。
今回のオーディションの一番の特徴が、「小学5年生〜米寿まで」という募集枠を設けたこと。形として年齢枠を記しているが、このオーディションには年齢制限も締切も設定していない。理由は、総合プロデューサーのはしけい自身が、「夢を追いかけ続けたい人たちが、何時でも、幾つになっても挑戦できる門戸を開いておきたい」からだ。
このたび、「CHAIN the RIOTプロジェクト」の総合プロデューサーのはしけい、OMNI666のプロデューサーを担うNoGoDの団長。新たにプロデューサーとして加わったGYZEのRyojiが集結。今回のオーディションについての思いを語ってくれた。
「CHAIN the RIOTプロジェクト」の良さって、それぞれのプロデューサーの色の出し方に全く制限をかけてないところ。つまり、プロデューサーが求めたいことを、すべての活動において実践していけるところなんです。
――NoGoDの団長プロデュースによるOMNI666、Jin-Machineのfeaturing16プロデュースによる已己巳己-いこみき- の活動が始まり、「CHAIN the RIOTプロジェクト」が本格的に動き始めました。はしけいさんは、名古屋を中心に已己巳己-いこみき- のブッキング活動も行っています。今は、どんな状況でしょうか。
はしけい 僕が活動の拠点にしている名古屋は、ロックバンド界隈の中へガールズロックユニットが出演できる現場はまだまだ少ない状況です。それもあって今は、アイドル界隈の現場を中心にブッキングしています。ただ、已己巳己-いこみき-の楽曲はロック色を濃く押し出してるというよりは、Jin-Machineのfeaturing16プロデュースという個性も活かされていることから、コミカルな楽曲が多い。そこが、アイドル界隈のお客さんたちにもウケていますし、ジャンルに関係なく、純粋に已己巳己-いこみき-のライブを楽しんでくださる人たちが多いから、いい感じで環境を広げています。已己巳己-いこみき- は今、グループの進化や、メンバー増強なども踏まえ、改めて勝負を仕掛けてゆくまで水面下で準備活動を続けています。改めて仕掛けてゆく際には、またと伝えします。
――はしけいさんとしては、もっともっとロックのフィールドでライブ活動できる環境を作っていきたい思惑があるわけですね。
はしけい それが理想ですが、今はオープニングアクトとしての扱いでぜんぜんかまわない。まずは、バンド界隈の方々にも楽しめるユニットであることを知ってもらいたい。そのためにも今、已己巳己-いこみき-の魅力の一つでもあるMCの部分で、バンドファンの方々も楽しんでもらえるトークスキルはもちろん、グループとしての器を深め、バンドファンも唸らせる体制作りを行っているところです。
「CHAIN the RIOTプロジェクト」がスタートして、ようやく4カ月。今もまだまだいろんなことを学び続けている環境ですが、これまで以上にバンド界隈の現場へ出していけるように、現在は環境を整えている状態です。
――OMNI666は、東京をベースに活動中。足を運べるときには団長も極力現場にいるように、まさに現場経験を重ねながら、団長のアドバイスのもとでユニットを育てていますよね。
団長 今回、ガールズロックユニットをプロデュースするに当たって、総合プロデューサーのはしけいさんに「自分の目の届くところでプロデュースをしたい」と無理を言ってお願いし、OMNI666に関しては、名古屋から上京してきた子も含め、関東近郊のメンバーらでやらせていただいています。自分がプロデュースする以上は、メンバーらと深く関わりながら、俺自身も一緒に育っていきたかったから、今のような形でプロデュースに関わっています。
最近では、音楽業界でもいろんなところで存在を認められるようになったことから、少しずつですが、バンド系のイベントにも誘われるようになりました。OMNI666は、11月22日に渋谷REXを舞台にバンドセットで初のワンマン公演を行うことも発表しました。今は、そこへ向けての展開を描いているところです。
――OMNI666も、バンドサウンドを軸に据えた音楽性は、もちろん。バンドを従えた公演も積極的にやっていこうという構想も持っているのでしょうか。
団長 東京で活動しているロック寄りのユニットさんの場合、バンドサウンドで録り、それをオケとして仕様している場合も多いように、バンドサウンドをしっかりと追求しながら活動している方々も多いし、バックに生バンドを付けて演奏する機会を設けているユニットさんも多いです。ただし、OMNI666に関しては、バンドサウンドでなきゃ成立しない音楽にはしたくない。初のワンマン公演はバンドを従えてやりますけど。あくまでも、ダンスヴォーカルという部分を崩したくはないんですね。
ガールズロックユニットとして活動を行う以上は、サウンド面に加え、空間の使い方も含めた演出を大切にしていきたい。それは、バンドさんのイベントに出ても変わらぬスタンス。もちろん、今回のワンマン公演のように、バンド公演もやりますけど。OMNI666に関して、そこはもっと柔軟な姿勢を持って活動していこうと思っています。
――OMNI666のお客さんたちは、ロックのライブを楽しんでいるノリを示す方々が多くないですか?
団長 今のところ、コールを打つお客さんは少ないですね。それよりは、拳を振り上げてノッてくれている人たちが多い印象です。もちろん、こちらからノリ方を提示しているわけではないから、そこは、みなさん自由に楽しんでほしいなと思っています。コールを打ちたい人は打っていますし、サイリウムを振って応援してくださる方々だっています。確かにOMNI666はガールズロックユニットと言ってますが、バンドノリも、アイドルノリも、バンギャ的な騒ぎ方も、全部ごちゃ混ぜになるくらい、本当にその人なりのノリ方で自由に楽しんでもらっていますし、その自由度こそが魅力だなと思っています。
――OMNI666も、メインの活動フィールドはアイドル現場ですけど。出演しているのは、どれもロック寄りのアイドルたちが多く出演するイベントですよね。
団長 東京はアイドル自体の母数がめちゃくちゃ多いので、出演するイベントに関しては、なるべくOMNI666の色を活かせるようにと取捨選択しています。最近では、バンドマンの方々が運営しているアイドルたちが主催や出演するイベント現場ともよく絡んでいるように、とにかく「音がしっかりしているユニットさんの多く出るイベント」への出演を心がけながら活動をしています。
――OMNI666の大きなカラーになっているのが、団長自身が空いていれば、極力レッスンやライブ現場に足を運び、いろいろとアドバイスを行っているように、団長の意志を理解し、その思いを受け止めたうえでメンバーたちも活動していること。プロデューサーとメンバーらのリレーションがしっかり出来ている、そこが短期間でOMNI666を飛躍させた要因だとも捉えています。
団長 俺は曲を作り、演出も行っている。その意志を受け止めて4人がステージに立っているけど。俺も、魂は舞台の上にある。俺が作る曲たちだって、メンバーらの意志を受け止め、反映している。だからこそ、いつもメンバーに言ってるのが「俺も含めた5人で、OMNI666というバンドなんだ」ということ。「俺はステージには上がらないけど、この5人でOMNI666というバンドなんだよ」という気持ちは、何時だってみんなで共有しあっています。たまに「団長もメンバーですよね、だったら1曲一緒に歌いましょうよ」と言ってきますけど、さすがに、「それと、これとは違うから」と説明をすれば、俺自身は、よほどのことがない限り一緒にステージには上がらないです。ただ、短期間でそこまでメンバーらの意識を高められたのは嬉しいなと思っています。
――已己巳己-いこみき-は、仙台在住のfeaturing16さんがグループ全体のプロデュースを行っていますが。已己巳己-いこみき-の活動の主軸となっているのが、はしけいさんの本拠地である名古屋。楽曲など全体の方向性にはfeaturing16さんが指示を出しながらも、現場では、はしけいさんが面倒を見ている形なのでしょうか。
はしけい 現状は、そういう形で動いています。じつはまだ、已己巳己-いこみき- にはオリジナルが3曲しかなく、今もずっと3曲をライブでやり続けています。已己巳己-いこみき-が出演するイベントの場合、大体1枠20分という場合が多いことから、持ち時間20分の中の5分をMCの時間に当て、お客さんたちをトークで惹きつける力を、今、育てているところです。もちろん、已己巳己-いこみき-も楽曲は増やしたいけど、そこはプロデューサー側から上がってくるのを待つしかない状態。逆に、毎回持ち歌の3曲をやり続けていることで、お客さたちにはしっかり浸透したようで、いつも楽しんでくれている。その機会を今は活かしながら、新曲が届くまでの間、メンバーらのキャラクターやトークスキルにも磨きをかけているところです。
団長 「CHAIN the RIOTプロジェクト」の良さって、それぞれのプロデューサーの色の出し方に全く制限をかけてないところ。つまり、プロデューサーが求めたいことを、すべての活動において実践していける。だから、已己巳己-いこみき-の楽曲やライブ活動からはJin-Machineと同じ匂いや色が強く見えてくる。OMNI666も、いろんな人たちに「NoGoDじゃん」と言われるように、それだけ俺の色が濃く出ているのなら正解だと思ってる。今後関わってくださるGYZEのRyojiくんのプロデュースもそうだし、これから出てくるであろういろんなプロデューサーの方々も、自分のやりたい色をガールズロックユニットに投影していける面では、「CHAIN the RIOTプロジェクト」はとてもプロデューサーの色を出しやすい場だと思いますね。
GYZEのメインストーリーとは異なる、もう一つのGYZEの物語を作っていく中、その実写化の部分で「CHAIN the RIOTプロジェクト」と組むのが面白いんじゃないかと思ったのが、今回のオファーを引き受けた理由になります。
――「CHAIN the RIOTプロジェクト」の第3弾プロデューサーとして発表になったのが、GYZEのRyojiさん。まずは、Ryojiさんが「CHAIN the RIOTプロジェクト」でプロデュースを行うことを決めた理由から教えてください。
Ryoji はしけいさんと僕は、釣り仲間。その間には、SEX MACHINEGUNSのANCHANGという共通の釣り仲間がいて、そこで深く繋がったんですけど。はしけいさんとの関係が長く続いていく中、今回、はしけいさんから「CHAIN the RIOTプロジェクト」でプロデュースをという話をいただいたときに、「新しい挑戦としてやってみたい」と思ったことがきっかけでした。
――GYZEは、世界を舞台に活動をしているヘヴィメタルバンド。こだわりが強いバンドの方が、ガールズロックユニットに興味の触手を伸ばしたのが嬉しい驚きでした。
Ryoji GYZEは世界を舞台に、ヘヴィメタルにこだわりを持った活動を続けているように、海外のメタルフェスにも出演すれば、音源の流通も海外のレーベルと行い続けています。さらに、最新5thアルバムの制作で、TRIVIUMのフロントマンであるMatthew Kiichi Heafyと手を組むことも決まり、これまで以上に海外への活動の広がりを作っていける環境を得た中、はしけいさんからの誘いは、新たな挑戦をしてゆくうえでも良いタイミングでした。
最近のGYZEは、雅楽など日本の古典的な音楽とヘヴィメタルを融合。GYZE独自のヘヴィメタルのスタイルを作りあげている。その経験を踏まえて新しい日本のカルチャーとの融合も興味持ってます。
はしけい Ryojiくんは、アイドルについてはまっさらな状態の人。そこも、良かったんだよね。
Ryoji 今は、日本を象徴するカルチャーとしてアニメやアニソン、アイドルなどが海外でも高い評価を得ていますが、自分はその辺の分野にはまったく触れてこなかった。変に知識を持たないからこそ、余計な影響を受けることもなければ、自分独自の解釈によってガールズロックユニットも構築していける。むしろ、そこが良いなと思っています。
――Ryojiさんなりに求めている人材や形態などもあれば教えてください。
Ryoji 僕が携わるということは、もちろんライブ活動もありますけど。 時代柄や、今の自分のスタンスとしては、インターネット上でも成立する活動をしていきたいんですよ。GYZEとしての制作や活動自体が海外の人たちを相手にしているように、インターネットを介してのやりとりや表現が主になっています。アルバム制作やリリースに関しても、1stアルバムのときからヨーロッパとインターネットを介してのやりとりを当たり前のように行ってきた。しかも、世界共通のプラットフォームを使うことで、ドメスティックな展開に終始する活動よりも、伝えてゆく規模の数が圧倒的に違っていた。そういう活動背景が僕にはあります。そのうえでの話になりますが…。
「CHAIN the RIOTプロジェクト」の中でどういう人をプロデュースしてゆくかは、実際に集まった人たちを見て判断しないことには決められないので、そこの具体的な話はこれからですけど。募集するアーティストに関しては、言葉も国籍も縛りはないです。むしろ海外の。それこそ、アジアのいろんな国の中、才能を持ちながらも発揮する場を求められずに埋もれていたり、チャンスを探している人たちにはとても興味がありますし、自分の表現したい欲求を刺激する人となら、ぜひ一緒にやりたい。人数面でも、一人なのか複数なのかも、実際に話してみないことにはわかりませんが、面談だってリモートで世界中の人たちと当たり前に出来れば、ネット環境さえあれば、いろんな国の子たちと一緒に一つのユニットを作ることだって出来ますからね。
――最初から世界を舞台にしているところが、Ryojiさんらしいですね。
Ryoji 日本人の場合、東京だけで人口が約二千万人。日本国内だけで一億人という人たちがいるように、国内の史上だけで成立してしまえる環境があるから、どうしてもドメスティックな面ばかりに目を向けてしまいがちになる。だけど、韓国のK-POP然り。北欧のメタルバンドも、そう。たとえばフィンランドの人口は、北海道の人口とほぼ同じだから、国内だけでビジネスが成立するのは難しいことをわかっているからこそ、最初から北欧や欧州、世界へ視点を向けて活動をしている。だからこそ僕も、最初から視点を世界に向けて仕掛けていきたいし、インターネット上で成立する活動を軸に置いていきたいなと思っています。
「CHAIN the RIOTプロジェクト」というプロジェクトは、そのプロデューサーの表現したいスタイルで、本気でアーティストになりたい子たちを育てあげたいし、才能を開花してあげたい。今回のオーディションで、「小学5年生から米寿まで」と募集枠を書いたのも、要は、いくつになっても、あきらめることなく本気でアーティストになりたい人たちの夢を応援したいからなんですよ。
団長 Ryojiくんの言った、インターネットで成立する活動というのは、これからの時代が求めていることを考えたら確かに正解なんですよね。実際に、アニソンやヴィジュアル系の世界はそうだけど。今やBABY METALの功績などもあり、いろんなジャンルを好きな海外の人たちが、日本のアイドルたちに注目している。そのための手法として、Ryojiくんが求めているやり方は、まさに大正解。
ただし俺自身に関しては、妙にアロログな人間であり、体育会系的な意識もあることから、身近に、目の前で育てあげることに重点を置いている。OMNI666のメンバーがそうだけど、ロックをやると言っても、「わたしロック聴いたことないです」「バンドのライブを見たことありません」という子たちが中心だったことから、音楽の知識も教え込みながら、ロックとは何たるかを身体に染み込ませるためには、どうしても実体験を含めて直接教え込む必要があった。だから、今のスタンスでの活動を行う必要性を感じたところはありましたからね。
はしけい それでいいんですよ。「CHAIN the RIOTプロジェクト」というプロジェクトは、そのプロデューサーの表現したいスタイルで、本気でアーティストになりたい子たちを育てあげたいし、才能を開花してあげたい。今回のオーディションで、「小学5年生から米寿まで」と募集枠を書いたのも、要は、いくつになっても、あきらめることなく本気でアーティストになりたい人たちの夢を応援したいからなんですよ。
今は、3人のプロデューサーが「CHAIN the RIOTプロジェクト」にはいます。「わたしは団長の元でやりたい」「わたしはRyojiさんの元でやりたい」「わたしはfeaturing16さんにプロデュースしてもらいたい」という人がいれば、最初の面談は自分がしますけど。希望するプロデューサーへどんどん紹介していこうと思ってる。そのうえで、プロデューサー側が「一緒にやりたい」と思ったなら、共に進めていけばいい。また、アーティストになりたい若い才能の子なら、その子の適正を見ながら、その子を活かせるプロデューサーに繋ぐし、他のプロデューサーに声をかけ、その関係性を広げていくことだってしていこうと思ってる。もちろん、一度夢をあきらめた人や、家庭が落ち着き、改めて夢を追いかけたい年齢層の方、プロとして一度活動しながらも挫折し、ふたたび夢を追いかけようと思っている人でも。それこそ米寿のおばあちゃんでも、その方が本気であり、そこに実力やセンスを感じたなら、僕は「CHAIN the RIOTプロジェクト」という環境の中で一緒にやりたいなと思ってる。
じつは今、僕がプロデュースしていたしず風&絆〜KIZUNA〜の復活のための準備も進めています。しず風&絆〜KIZUNA〜と言えば、今で言うBiSやBiSHのような、ライブでダイブやクラウドウォークのようなライブパフォーマンスをいち早くやってきた、いわゆる先駆者的な存在。以前のようなライブ環境に戻りつつある中、コロナ禍以降のライブの楽しみ方しか知らない人たちに、そういう楽しみ方をしず風&絆〜KIZUNA〜を通して伝えたい。そのために今、レジェンドアーティストが楽曲提供の準備もしているし、その方がプロデューサーとしても関わってくれるかもしれない。とにかく枠にはめこむことなく、いろんな才能の方と巡り合いたくて、今回のオーディションも行うわけですからね。
――はしけいさん自身は、どんな人材を求めているのでしょうか。
はしけい 本気でアーティスト活動がしたい方を求めたいです。その気持ちさえ本気だったら、年齢も経験も問いません。それこそ、おばあちゃんが本気でロックをしたいのなら、その気持ちを応援したいし、その姿をいろんな人たちに見せたいじゃないですか。そのために、その方に似合うアーティストをプロデューサーとして招いてもいい。とにかく、やる気のある人であれば、まずは応募の門を叩いて欲しいなと思っています。
Ryoji これは、僕に関しては…の話になるんですけど。先に歌ってほしい楽曲を公表し、それを歌った素材を世界中の人たちから集め、そのうえで自分の感性や感覚を刺激した人たちをピックアップしていこうかなとも考えています。というのも、GYZEだとポップ過ぎて出来ない楽曲など、じつはいろいろと手元にはあるんですよ。GYZEとしては絶対にぶれちゃいけないものがあるからこそ、そこで出来ない音楽性を、「CHAIN the RIOTプロジェクト」の場を通して表現してみたい。だからこそ、僕が求めたい音楽性を最初に提示し、そこに相応しい才能を求めるのも有りだなと思ってる。その才能に当てはまる人であれば、年齢も国籍もまったく気にしませんから。
団長 自分も、今のNoGoDでは表現しないけど、自分なりに表現してみたいギミックの多い曲やミクスチャー系の楽曲。作ったはいいけど、「でも、今のNoGoDで表現するにはなぁ」という楽曲をOMNI666で表現してみたら、また違った形で楽曲の魅力をメンバーたちが引き出し、自分でも嬉しい驚きを覚えることも多いです。今の自分が表現するにはちょっと違うけど、それをOMNI666という形でアウトプットすることで活かすことができる。そこも、一人のクリエイターとしてすごく刺激になることなんですよね。
今回、「CHAIN the RIOTプロジェクト」として新しい人材を募集するということですけど。新しい性能との出会いが自分の感覚を刺激してゆくことをわかっているからこそ、OMNI666としても、もし「入りたい」という子がいるのなら、会って話はしてみたいです。ただし、OMNI666は徹底した現場主義。「とにかくライブが好き」とか、自己表現のエネルギーが有り余っている子や、自分なりにビジョンを持って「こうしていたきい」という子であれば、一度、話はします。実際に衝動を抑えきれないような子なら、OMNI666としても求めたくなる人材かも知れませんからね。
はしけい それぞれのプロデューサーが求めているような逸材は、もちろん。今回、幅広く人材を募集するのも、いろんな人たちの才能を、いろんなミュージシャンと一緒に開花させたいからなんですよ。何より、「CHAIN the RIOTプロジェクト」が作り出すガールズロックユニットや、その音楽を通して、この世界に新しいムーブメントを巻き起こしたい。そのための場となる箱(VERSUS東海ホール)も、自分たちで持っていることだし。そういう子たちが活動できる場を「CHAIN the RIOTプロジェクト」が作っていこうと思っています。
団長 「「CHAIN the RIOTプロジェクト」は質の良いユニットが多い」という印象を形作るためにも今、OMNI666や已己巳己-いこみき-が活動をしながら、その姿を示しているわけですからね。とにかく、「自己表現をしたいんだよ」というイカれた奴らの受け口に「CHAIN the RIOTプロジェクト」がなれたらなと思っています。
Ryoji もちろん、応募するに当たり不安も覚える人だっていると思います。でも、少しでも気持ちが動いたら、まずは動いてほしい。その人が胸に抱えた不安も含めたうえで僕らは話を聞くし、僕らはその気持ちを受け止める。まずは、そういう出会いを重ねながら、一緒に活動できる人たちと巡り合いたいです。
はしけい とにかく今は、「やりたい」気持ちを持っている子たちとたくさん出会って、話をしたい。そのえで、気持ちが本気だったら、年齢など気にせず一緒に握手を交わしたい。そのためにも、まずはたくさんの応募お待ちしています。締め切りはないので、気持ちが動いたら、いつでも応募してください。
TEXT:長澤智典
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・元アイドル、元モデル、元アーティスト・元声優
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◉応募者は全員面接!(面接地:東京・名古屋)※オンライン面接も相談可
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