「一日一日生き抜くことがどれだけ大変か実感していると思いますが、今日も生き抜いた喜びを分かち合いましょう」。ここで想いを交わしあえていることへ喜びと幸せを覚えるように。今、こうやって一緒に心と分かち合えていることを感謝するよう、最後にRickyは「僕は生きるよ ただ生きてるよ」「君は生きるよ まだ生きてるよ」と、優しい声で高らかに「I'm Alive」を熱唱。今、このときを一緒に過ごしていられることの幸せを噛みしめるように歌っていた。Rickyの歌が、繋がりあえていることの喜びを改めて教えてくれた。きっと画面の先でも、Rickyと一緒に歌を口ずさみながら、想いを分かち合っていた人たちも多かったに違いない。「逢いたい」という書き込みも次々流れていたように、本当なら、この感動を目の前で分かち合いたかった。でも、距離も環境も関係ない。互いの心が結ばれたのを実感するたびに、嬉し涙が溢れるほど心が熱く揺れ動く。「目の前に愛する人がいる」なら、心は距離も空間も超えて繋がりあえる。ますますRickyのライブが愛おしくなった。Rickyの存在を愛おしく感じていたLadyたちも、多かったに違いない。
アンコールは、おおくぼけいの奏でる物憂げなピアノの音色へ導かれるように始まりを告げた。幻想的な音を塗り重ねるマニピューレーターの巧。次第に音色は「闇の世界~Light to Light~」へ。眩い光を背に受け、歌声をはべらせるRicky。闇の世界へと広がり出した光、Rickyの歌声が闇から光へと連れ出す道標となり、観ている人たちの気持ちを、先に輝く真白な未来へと連れ出してゆく。
舞台の前には巨大なフラッグが。シルエット姿で着替えるRicky。着替えを終えたRickyは「ALIEN from TOKYO」を歌い、ふたたびこの空間をSpacyなParty空間へと塗り上げていった。ダンサーたちを引き連れ、振りを交え、観ている人たちをダンスフロアへと招き入れていった。
「コロナの中でもまたRickyの世界が広がったと思います。一緒にRickyの世界を支えてください」の言葉に続き、Rickyは「R☆MY WORLD」を届けてくれた。熱唱するRickyの歌声へ導かれるように楽曲も次第に熱を上げだす。「たった一つの僕の世界 君の存在」と歌いながら、ともにこの空間を分かちあえることをRickyは謳歌していた。コメント欄にも数多くのサイリウムの絵文字が流れていたように、誰もがRickyと一緒にこの時間を分かち合っていた。
最後にRickyは、「僕はここにいるよ」「ここで歌い続けるよ」と自分の存在意義を示すように、壮大なエレクトロナンバー「My name is・・・」を朗々と歌いながら、素敵なPartyに幕を降ろしていった。何があっても、ここが、「君が」僕のMy HomeだからとRickyは歌いながらFamilyたちと、互いの心の絆をきつく結びあっていった。最後に投げた「Happy Birthday To Me」の言葉が、らしいじゃない。