期間限定で復活した、UNDER FALL JUSTICEの前身バンド『正義』崇拝教團JUSTICE KING。物語の封印後、幻の音源の数々を集約した「完全音源集」を6月に発売することを告知。終幕を告げる単独公演では「重大発表」も。

　UNDER FALL JUSTICEが活動停止中の間、メンバーたちはその期間を利用し、4ヶ月のみの期間限定バンド「『正義』崇拝教團JUSTICE KING」として活動を行い出した。ご存じの方も多いだろうか、『正義』崇拝教團JUSTICE KINGは、UNDER FALL JUSTICEの前身バンド。つまり、UNDER FALL JUSTICEの音楽性のルーツとなるスタイルを示していたバンドだ。
2月の復活ワンマン公演以降、5月28日に終幕を告げるワンマン公演までライブ本数も限られていることや、UNDER FALL JUSTICEファンは、もちろん。名古屋系の歴史を担ったバンドという伝説に興味を持った人たちが、その伝説を体感しようと、毎回チケットの争奪戦を繰り広げてきた。
5月28日、名古屋今池3STARを舞台に行われる『正義』崇拝教團JUSTICE KINGとしての最期のワンマン公演「『正義』崇拝教團JUSTICE KING 渉真生誕祭『封印』 50名限定単独ワンマン『最後に流した涙の訳は・・』」のチケットも、ついに発売となった。まだチャンスはあるようなので、興味ある方は、ぜひ手にしていただきたい。当日は、「全てのライブ終了後、渉真王子に顔面ケーキ！をかけたジャンケン大会を会場みんなで行います」とのこと。渉真の生誕祭を、みんなで楽しく祝おうか。

そんな、笑顔とは正反対な音楽性を『正義』崇拝教團JUSTICE KINGは示している。UNDER FALL JUSTICEにも通じる心の闇や痛み、言葉にならない叫びや嘆き、孤独などを楽曲へ落とし込み、彼らは表現していた。ライブでも、当時の楽曲を奏でることで、UNDER FALL JUSTICEの根源となる音楽性に触れ、『正義』崇拝教團JUSTICE KING/UNDER FALL JUSTICEという系譜をより深く味わえたことに喜びを覚える人たちも増えていた。
ただ、期間限定や、活動の場所も名古屋に限られていたこともあり、ライブに触れたくても触れられずにいる人たちが多いのも、事実。その期待の声に応えようと、『正義』崇拝教團JUSTICE KINGは、ライブを味わった人たちへ向けては、もちろんのこと。彼らのライブに触れる機会を得れなかった人たちへ向け、『正義』崇拝教團JUSTICE KINGは、6月26日に「『正義』崇拝教團JUSTICE KING ミニアルバム[完売音源集] 」を発売することを決めた。
ここには、『正義』崇拝教團JUSTICE KING時代に作りながらも、今や手に入ることなく幻と化していた音源たちを全部で8曲収録している。しかも、3曲をリマスタリングしているのもポイントだ。
これは貴重な音源となるだけに、このチャンスを逃さずに手にして欲しい。でないと、ふたたび幻の音源と化してしまう可能性が高そうだ。何故なら、この作品は「たった666枚」しか制作しない。その数字にこだわる姿勢も『正義』崇拝教團JUSTICE KINGらしさだが、発売前から希少性の高い作品になっているように、気になったらすぐに行動へ移して欲しい。何事も、そう。ボーッとしていると、時代はどんどん動いていくのだから。

最期に。「『正義』崇拝教團JUSTICE KING ミニアルバム[完売音源集] 」は、終幕を告げる5月28日、名古屋今池3STARでの公演でも先行発売になる。確実に手にしたい方は、ライブ会場で入手することをお勧めしたい。しかもその日、メンバーらから「重大告知」があるとのこと。その内容が気になったら…。もちろん、後に告知情報もお伝えするが、新しい発表事は、誰よりも早く知ってこそ価値があると最期に記しておこうか。

TEXT:長澤智典