佐倉仁が、毎週木曜日の19時より定期的に配信している「佐倉仁のカオスワールド」。そして、ライブハウスを舞台に開催し続けている主催イベント「NEXT GENERATION」。その2つを掛け合わせ、さらに進化したスタイルとして新たに提示したのが、Zoomを使った参加型ライブ配信イベントの「ViSUALIVE」。
佐倉仁が過去にお世話になった渋谷TAKE OFF 7で無観客、スタッフ・出演者・会場のコロナ対策を徹底した中、行われた。
時期的にも集客ライブが難しい中、それでも「観客たちにも生のライブの臨場感を一緒に感じてもらおう」との想いから新たに立ち上げたプロジェクトの「ViSUALIVE」。
誕生の経緯について、佐倉仁が以下のように答えてくれた。
「今回のViSUALIVEは自分自身がアーティストとして配信ライブをやった時に感じた虚しさと、人の配信ライブを見た時に感じたファンから見たアーティストとの距離を埋めるために新しい試みでそれを埋められないかというチャレンジをしたいと考え実行に移しました。」(佐倉仁)
6月23日(火)に渋谷TAKE OFF 7を舞台に行った「ViSUALIVE」には、オープニングアクトで「NEXT GENERATION」の常連アーティストwakaboとYUTAROが登場。メインを担ったZinTheBaritonist.には、佐倉仁(Vo)を筆頭に、Yuto(G)・MiA(G)・人時(B)・そうる透(Dr)・菊地圭介(key)と豪華なミュージシャンが参加。さらに、イベントのMCを、佐倉仁の総合プロデューサーでありヴィジュアル面を担うメイクアップアーティストの柳延人が担当。豪華な布陣のもと、ライブは行われた。
オープニングMCにTAKE OFF 7後藤社長も登壇、ライブハウスの現状、クラウドファンディングを視聴者にメッセージするなど配信ならではのスタートとなった。
佐倉仁が最後に披露したのが、「Just one for love」だ。その楽曲は、触れた人たちのいろんな心の鎖を解き放つ勇壮さを持っている。まるで映画のクライマックス場面を彩るよう、胸の奥底へ高揚を注ぐようにこの歌が届いていた。ライブの最後を締めくくるに相応しい、まさに佐倉仁流のスタジアムロック・ナンバーだ。両手を両横に大きく広げて歌う姿は、まるでジーザスのようにも瞼に飛び込んでいた。