12月2日(木)、AMBEEKは新宿WildSide Tokyoを舞台に、ギタリストtakuma.の誕生日を祝う2 NAN EVENT「アンビエンス.イークvol.5~takuma. Birthday~」を開催した。ゲストにアンドゥーが登場。当日の模様を、ここにお届けしたい。
SEに合わせ、フロア中から生まれた熱い手拍子。その音へ導かれ、メンバーらが舞台へ姿を現した。「ヤレるかー!!」と熱く叫ぶKEKEの声を合図に、AMBEEKのライブがスタートした。
冒頭を飾ったのが、「RESONATE」だ。メンバーらはド頭から重厚なダンスロック曲を叩きつけ、観客たちの頭や身体を激しく揺さぶれば、上へ上へと跳ねさせる。気持ちを騒がせ、身体中に熱いエナジーを注ぎ込む楽曲に触れているのにじっとしてなんかしてられない。メンバーらは雄々しい姿を見せ、観客たちを煽り続けてゆく。フロアでは、感情高ぶる衝撃を全身に浴びた観客たちが、止めることなく身体を激しく揺さぶり続けていた。
「お前ら,頭振るの好きだろう、いいかー!」の言葉を証明するように、AMBEEKはデジタルでラウドな激ロックナンバー「モノガタリに生かされモノガタリで失った「暁」その結末」を叩きつけ、観客たちの頭をガンガンに揺さぶっていった。ただ激しいだけではなく、歌詞へ詰め込んだ熱量が強烈に胸へ突き刺さる。体感的な衝撃を持ちながらも、楽曲自体が歌心を持っているからこそ、熱狂に溺れ、身体は飛び跳ねながらも、心の中ではKEKEと一緒に心地好く歌っていた。現実を忘れ、快楽の世界へ飛び込み暴れるのはもちろん。そのうえで、心も酔わせる。だから、その歌を追いかけたくなる。
激しく昂る感情をもっともっと熱く騒がせ熱狂の中へ落とし込みグチャグチャにしてやろうと、AMBEEKは激熱な煽り曲「Scar」を突きつけ、観客たちの頭をガンガンに揺さぶれば、拳を何度も天高く突き上げさせてゆく。騒ぐ気持ちが治まらない。挑む姿勢でエナジー漲る歌や演奏を叩きつけるメンバーらの気迫に刺激を受け、もっともっとその熱を全身に浴び続けたい気持ちに心が染まっていた。
KEKEの歌から楽曲はスタート。続く「茜」は、重厚なウネリを持って観客たちの腰を揺らすヘヴィでグルーヴィーな横揺れナンバー。KEKEの歌声やメンバーらの唸る演奏に合わせ、観客たちが手を振り上げ、身体を左右に大きく揺らしていた。身体でヘヴィなグルーヴを感じながらも、KEKEのメッセージを込めた歌に気持ちが熱く沸き立ち続けていた。だから、身体の火照りが治まらないんだよ。
「MERRYGOROUND」が流れだしたとたん、観客たちが思いきり上へ上へと跳ねれば、荒ぶる演奏へ噛みつくように頭を揺さぶっていた。サビで観客たちが手やタオルをくるくるまわしながらも跳ね続ける様が、最高だ。騒ぎたいんだよ、身体中を熱情した気持ちが駆けめぐる。誰もが螺子が壊れ暴走したメリーゴラウンドのような演奏の上で、理性を捨て去り、熱狂の虜になって騒ぎ狂っていた。
曲が進むごとに、激しさと熱が増してゆく。いや、曲自体は次々と色や表情を変えているのだが、身体を騒がせる轟音をライブの中心軸に据えているからこそ、一度上がった気持ちが冷めるどころか、どんどん熱を脹らませてゆく。「CLOVER」でも、そう。歌心を持った楽曲にも関わらず、メンバーらが激しい演奏を叩きつけるからこそ、フロア中の人たちも大きく咲かせた手の花を揺らし、KEKEの情熱的な歌声をその両手で次々と受けとめていた。
MCでは、takuma.の誕生日を祝い、バースデーケーキをプレゼント。何故か、味見をドラムのMINAMIがしたあとで、takuma.もケーキを嘗めていた。takuma.は「1年の区切りとなる今日を最高の1日にできて嬉しく思ってます」と感謝の言葉を述べていた。
ライブも後半戦へ。フロア中の観客たちの拳をこれまで以上にぐるぐるとまわせば、次々と手の花を咲かせるように、AMBEEKは「自虐メカニズム」を演奏。とてもキャッチーな歌なのに、激しく駆ける演奏が、心地好さへ刺のような刺激をグイグイ押しつけてゆく。だからこそ、痛い刺激を持った歌や演奏を抱きしめたくなる。痛みを感じながらも、その刺激がむしろ興奮と恍惚を身体中へ与えていく。
激しく跳ねた演奏が炸裂。AMBEEKは轟音ダンスロック曲「CLEA Re QuEstion」を叩きつけ、フロア中の人たちをずっと跳ねるように躍らせていた。メンバーらが激しく身体を揺さぶり演奏すれば、その姿へ思いや熱狂を重ねるように、観客たちも掲げた腕や身体を揺さぶり続けていた。
「まだまだ満足しねぇぞ、本気をみせろ、一つになろうぜ!!」。KEKEの声を合図に飛びだしたのが、エレクトロな要素も加えた激烈なラウドロック曲の「little MONSTER-名も無き少年-」だ。キャッチーな歌に心が騒げば、体感的な衝撃を与える演奏に触発され、今まで以上にフロア中の人たちが高く、高く飛び跳ねていた。メンバーらと観客たちが熱狂を喰らいながら共に身体を折り畳む様も、圧巻だ。大きく手を揺らし騒ぎたい。でも、気持ちは欲望を詰め込んだその歌を追いかけたい。
互いに興奮という極みへ突き進むように、最後にAMBEEKは、今の自分たちの本音の思いを濃縮した「カレナコトハ」を轟音に乗せ叩きつけ、共に未来へ突き進もうと熱い誘いをかけてきた。いや、彼らが強い眼差しを持って突き進む意志を示すからこそ、その意志に触発され、AMBEEKが描こうとしている未来の景色を共に追いかけたくなる。そうさせてゆくパワーを「カレナコトハ」が、AMBEEKのライブが持っていた。
身体はズッと熱狂に溺れていた。でも、胸に熱い高揚を覚えていたのは、彼らの放つメッセージに、勇気というエナジーを心に注ぎ込まれていたからだ。この熱狂にずっとずっと触れていたい。
AMBEEKは、2022年2月10日(木)に赤羽ReNY alphaを舞台に「AMBEEK 3rd Anniversary 無料ワンマン」を開催する。このチャンス、絶対に逃すな!!
TEXT:長澤智典
★LIVE情報★
AMBEEK 3rd Anniversary 無料ワンマン
日程:2022年2月10日(木)
会場:赤羽ReNY alpha
※詳細後日発表
【つかさ生誕祭のお知らせ】
2022.01.11(火)渋谷REX
AMBEEK Presents つかさ生誕祭
「寿司ざんまいseason2」
【出演】AMBEEK / カイリ、聖、Ivy、琉霞
OPEN 18:00 / START 18:30
¥4,000+D / ¥4,500+D
■e+プレオーダー受付
受付期間:12月7日(火)12:00〜12月16日(木)23:59
入金期間:12月18日(土)13:00〜12月20日(月)21:00
■一般発売:12月26日(日)10:00
■先行、一般共通URL
https://eplus.jp/sf/detail/3541280001-P0030001
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セットリスト
「RESONATE」
「モノガタリに生かされモノガタリで失った「暁」その結末」
「Scar」
「茜」
「MERRYGOROUND」
「CLOVER」
「自虐メカニズム」
「CLEA Re QuEstion」
「.little MONSTER-名も無き少年-」
「カレナコトハ」