“特撮界の戦隊女王”Sister MAYOとゲストの“アニソンディーヴァ”前川陽子が戦隊ソングを、“特撮界の戦隊貴公子”こと高橋秀幸とKEN(ex:DA PUMP)が「if...」をデュエット。高橋秀幸&ものまね界の日焼け王Natsuoがアルベルト城間(DIAMANTES)と「勝利のうた」を熱唱。
Rainbow☆MAG!C(Sister MAYO・高橋秀幸・Natsuo)の単独公演の模様をレポート!!!
数々のアニメ主題歌を歌唱し、スーパー戦隊作品「魔法戦隊マジレンジャー」エンディングテーマ『呪文降臨〜マジカル・フォース』ではスーパー戦隊シリーズ主題歌において最高記録の売り上げを持つなど、名実ともに“特撮界の戦隊女王”の称号を手に入れたSister MAYO。
デビュー曲である『炎神戦隊ゴーオンジャー 』オープニングテーマがオリコンウィークリーランキング4位、デイリーランキング2位を獲得、スーパー戦隊シリーズの音楽作品では未だ破られていない輝かしい記録を持つ、“特撮界の戦隊貴公子”こと高橋秀幸。
ものまね界の日焼け王でもある、マエダ夏男ことNatsuo。
この3人が手を組み、令和に誕生したのがRainbow☆MAG!C。このグループは、「七色の魔法をかけ、キラキラとした夢と希望を与えてゆく」ことを掲げて活動中。アニソン/戦隊ソングを多く歌い続けているメンバーにとても似合うコンセプトだ。
10月にRainbow☆MAG!Cは、Rainbow ☆ Mag!c ライブツアー2021「GOOD DAYS RESTART~七色の虹に希望を架けよう!~」を名古屋・京都・東京で開催。ここでは、ゲストに前川陽子/アルベルト城間(DIAMANTES)/KEN(ex:DA PUMP)を迎えた東京公演の模様をお伝えしたい。
Rainbow☆MAG!Cのライブは、嬉しい意外性を持った楽曲から幕を開けた。3人が歌いだしたのが、チャゲ&飛鳥の「指環が泣いた」。熱情した想いを胸にパワフルな歌声を響かせ歌う3人へ向け、満員の観客たちが熱い手拍子を送る。熱いライブになる。その予感を感じさせる幕開けだ。
続く、戦隊ナンバーの元祖「秘密戦隊ゴレンジャー」では、高橋秀幸の凛々しい歌声を中心に一番が進めば、二番を懐深い声でNatsuoが熱唱。サビでは、3つの力を一つにまとめ歌いあげる。まさに戦隊ソングに相応しいチームワークで、Rainbow☆MAG!Cは見ている人たちの気持ちを熱く沸かせていった。
第1部の客席には秘密戦隊ゴレンジャーの作曲家、渡辺宙明氏も応援に駆けつけた。45作品の歴史を誇るスーパー戦隊の元祖である今楽曲がいまだに色褪せず、高橋秀幸やSister MAYOら令和の戦隊シンガーらによって歌い継がれている様子を喜んでいるようだった。
次のブロックを担ったのが、戦隊貴公子こと高橋秀幸。最初に披露したのが、デビュー曲の「炎神戦隊ゴーオンジャー」。バンド演奏を背にした理由もあるのか、何時も以上に力強く凛々しく歌声だ。高らかに歌う高橋秀幸に向かって、フロア中の人たちが熱い手拍子を送れば、一緒に振りを真似ながら、気持ちを奮い立たせてゆく。誰もが炎神となり、心の中で「GO-ON!!!!!」と叫びながら、前しか見えない気持ちで前進し続けていた。いつも以上に雄々しく歌声を響かせ、高橋秀幸は「バスターズ レディー ゴー!」を通して観客たちの熱したハートにロックオン。キリッとした眼差しで凛々しく歌うその姿は、まさに戦隊貴公子の名前に相応しい姿だ。
歌のバトンを受け取ったのが、今年の夏TUBE前田亘輝の話題になったCMでの衣装を真似て水兵さんのような姿で登場したNatsuo。ここからは、NatsuoによるTUBEのヒットソングメドレーへ。すっかり秋めいたこの季節を猛暑の夏へと巻き戻してゆくように披露したのが、「シーズン・イン・ザ・サン」「ビーチタイム」「サマーシティ」「夏だね」「Only You 君と夏の日を」「夏を抱きしめて」「さよならイエスタデイ」「ガラスのメモリーズ」「あー夏休み」。さすが、TUBEの前田亘輝の物真似を十八番にしているNatsuoらしく、その歌声も仕種もTUBEの前田亘輝そのもの。誰もがこの瞬間、Natsuoが作り上げた最高の夏景色の中、TUBEのライブを観ている気分で気持ちを熱く騒がせていた。ときに暑苦しく、ときに爽やかなNatsuoの歌声が響くたび、戻ってきた夏を抱きしめたくなっていた。
最初のゲストとして、KEN(ex:DA PUMP)が登場。KENはRainbow☆MAG!Cのデビュー曲の振り付けを担当。そこから3人と縁が生まれた。KENがラップを、高橋秀幸がヴォーカルを担う形で歌ったのが、DA PUMPの「if...」。KENの「高橋さんとの一夜のコラボ」などアドリブ混じりのラップをリードに、高橋秀幸が温かい歌声を重ねあわせるように「if...」を熱唱。高橋秀幸のハートフルな歌声と、ときにがなるような歌も加え凛々しく言葉を響かせるKENのラップとの絡みあいがとてもエモい。演奏が終り、フロア中から大きな拍手が生まれていたのも納得だ。
舞台には高橋秀幸とNatsuoの姿が。いつもは高音ヴォイスを持ち味にしている2人が、低音ヴォイスの魅力を発揮する形で歌ったのが、「銀河鉄道999」。胸をキュッと痺れさせる低音域の美しい声をかけあい、ときに重ね合わせ、2人は見ている人たちのハートを射抜いてゆく。お互いに拳をギュッと握りしめ、互いの顔を見合わせ、低音声を響かせる姿の、なんてダンディだったことか。2人の新しい魅力を発見できたのも嬉しかった。
2人目のゲストとして、DIAMANTESのアルベルト城間がアコギを手に舞台へ。アルベルト城間は「ケボーン!リュウソウジャー」でSister MAYOと共演したのをきっかけに、Rainbow☆MAG!Cとも親交を深めてきた。
高橋秀幸とNatsuoも参加。アルベルト城間が歌ったのが、DIAMANTESの代表曲「勝利のうた」。雄々しいラテン語の歌声が気持ちを熱く沸き立てれば、「勝利の歌を歌おうよ」「生きてる喜び感じよう」とサビ歌を3人で雄々しく高らかに、沸き立つ情熱のままに歌う声に触れていたら、無性に身体が熱くなり、むちゃくちゃ胸アツな気持ちなっていた。ジッとしているのがもどかしい。3人と一緒に本当なら立ち上がり、大きく手を振り、一緒に歌いたい。この歌は気持ちに大きな勇気と生きるための力を注ぎ込む。とてもパワフルで生にあふれた音楽だ。高橋秀幸とNatsuoがステップを踏みながら歌う姿も胸を熱く騒がせた。
ここからは、Sister MAYOのコーナーへ。歌ったのが、彼女の名前を一躍戦隊ヒロインシンガーに伸しあげた「呪文光臨マジカル・フォース」。戦隊シンガーの一翼を担う歌い手らしく、愛らしさを振りまきながらも、気持ちを熱くたぎらせる情熱の呪文をかけるように歌っていた。胸をキュンとくすぐるSister MAYOの歌に刺激を受け、終始フロア中から熱い手拍子が飛び交っていた。
次に歌のバトンを受け取ったのが、ゲストの前川陽子。アニソンディーヴァがゲストとして登場。魔女っ子ソングが大好きなSister MAYOが憧れを抱く人として声をかけたところ、快く引き受け、今回出演してくれた。
前川陽子が最初に歌ったのが、「キューティーハニー」。イントロが流れたとたんにフロア中の人たちが大興奮(第1部では「魔女っ子メグちゃん」を歌唱)。前川陽子は凛々しくパワフルな歌声と、艶めいた色気のある歌声、そして押し引きの表情を巧みに付けた抑揚のある歌声を魅力に、原曲以上に楽曲へ感情豊かなドラマを作り上げてゆく。ときに乙女に、ときに大人の女性でと、1曲の中で歌声の気持ちを瞬時に着替えながら前川陽は歌っていた。お馴染み「変わるわよ」のセリフが堪らない!!
次に披露したのが「リボンの騎士」。ミュージカル劇のような華やかでドラマチックな楽曲に乗せ、前川陽子はウィスパーから、声を奮わせ雄々しく歌うなど、いろんな声色を巧みに使い分けながら、一人ミュージカル劇のようにドラマを描きだしてゆく。吐息のような愛らしい歌声もチャーミングだ。そのあとに、いきなり場面を変えるように雄々しく凛々しく歌いあげる様も、最高だ。
ジャッカー電撃隊の「それが始まりだった」では、ジャジーでムーディなこの曲を前川陽子とSister MAYOがデュエット。先にSister MAYOが色気を持って緩急表情をつけながら歌えば、マイクのバトンを受け取った前川陽子が、ワンフレーズの中でさえ歌声の強弱や抑揚をつけながら艶めいた声で歌っていた。2人の歌声が一つに重なりあったとき、心に花咲く色気と熱情を覚えていた。いつしかその場が、ジャズクラブのような様に変っていたのも印象的だった。
ふたたびSister MAYOのコーナーへ。披露したのが「LOVE☆トロピカーナ」。胸騒ぐサンバのビートに乗り、Sister MAYO自身が常夏の歌姫となり、この会場を、最高にトロピカルな南国の楽園へ塗り替えていった。Sister MAYOは少し甘えた素振りも見せながら、「LOVE☆トロピカーナ」を通しフロア中を華やかなで開放的な夏景色に染め上げれば、会場中の人たちを無邪気な少年少女に戻していった。
次に飛びだしたのが、「ケボーン!リュウソウジャー」だ。こちらも最高にご機嫌なラテン系ダンスナンバー。Sister MAYOの歌声に触発され、身体がせわしなく騒ぎだす。この楽しさ、もう抑えられない。Sister MAYOが歌い躍るケボーンダンスに合わせ、観客たちも手だけでダンスに参加。この曲でもみんなが無邪気な少年少女になって騒いでいた。後半には、アルベルト城間、KEN、前川陽子、高橋秀幸、Natsuoが次々と舞台へ登場。この日の出演者みんなでケボーンダンスを楽しみながら、全員で大合唱。その楽しさは、太古の恐竜たちも永久の眠りから目覚め、一緒に歌い躍ってしまうくらいの感覚だ。華やかな舞台の様も、観ていて最高だ!!
最後は、Rainbow☆MAG!Cの歌でシメなきゃ終われない。胸を弾ませ、気持ちを熱く騒がせるディスコナンバーの「Rainbow☆Magic」に乗せ、3人は次々とマイクをリレーしながら、見ている人たちに情熱とドキドキのマジックを振りかけてゆく。アニソンや戦隊ナンバーにも繋がる胸をワクワク騒がせる楽曲を通し、会場に訪れた人たちをやライブ配信を通して見ていた人たちのハートをRainbow☆MAG!Cはゴキゲンな歌に乗せて騒がせ、この日のライブに最高のエンディンクを示していった。
止まない声を受け、予定外のアンコールとして、Rainbow☆MAG!Cはふたたび「Rainbow☆Magic」を熱唱。この会場を最高の熱を帯びたパーティ会場へ染め上げていった。3人の掛けたキラキラな歌の魔法に魅せられ、会場中の人たちが熱情した気持ちにすっかり染まっていた。尚、この模様はアーカイブ配信で2021年10月22日23:59まで視聴が可能。視聴方法はイープラス(https://eplus.jp)で「レインボーマジック」と検索。配信チケットを購入したらいつでもどこでも視聴が可能だ。是非この興奮をPCで、モバイルで体感して欲しい!
Rainbow☆MAG!Cは今、新しい楽曲を制作中。2022年にはいろんな動きを示しそうなので、これからのRainbow☆MAG!Cの動きにも注目だ!
TEXT:長澤智典
★インフォメーション★
10月16日(土) 目黒ブルースアレイジャパン公演
22日までアーカイブ配信中。
視聴方法はイープラス(https://eplus.jp)で「レインボーマジック」と検索。
配信チケットを購入したらいつでもどこでも視聴が可能。
SisterMAYO
スーパー戦隊“魂”2021 に出演
日時:11月6日土曜日 16:30会場/17:30 開演
会場:ZeppTokyo
https://www.mmjp.or.jp/birthday/2021_sss.html
Sister MAYO twitter
https://twitter.com/sisMAYO
高橋秀幸 twitter
https://twitter.com/hidemaguro
マエダ夏男 twitter
https://twitter.com/maenatsu0508
ツーフェイス・プロモーション Web
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