平成最後の日、Zepp Diver Cityを舞台に行った主催イベント「えぴっくFes.」も成功に収めた新世紀えぴっくすたぁネ申。5月21日に誕生日を迎えるメンバーDaichiの誕生日をひと足早く祝うべく、5月17日(金)にMt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREを舞台に単独公演「新世紀えぴっくすたぁネ申 Daichi生誕祭2019 Daichi生誕~LoveでLikeなLive!!~」を行った。
スクリーンに映し出されたのは、果てしない大空と大地広がる風景。『Shinin'day』をBGMに、雄大な景観の中を一人散策するDaichi。笑みを浮かべ海辺を歩く彼の姿から視線を外せない。無邪気な少年のように踊る姿もDaichiらしい。
オープニング映像が終わり、いつものSEからスタートした新世紀えぴっくすたぁネ申のライブは、Daichiの誕生日を祝うように、超アッパーな祭りソング『お祭り戦隊ヒーロー』から始まった。感情のアクセルをいきなりグッと踏み込む楽曲の登場に合わせ、フロア中の人たちも椅子から一斉に立ち上がり、舞台上で歌い踊りだした9人へ向け熱いエールを送り出す。「踊れ!」「歌え!」「騒げ!」、ここは、心の自由を謳歌する解放区。彼らと一緒に声を張り上げるごとに胸の鼓動が大きく膨らみだす。
「カマセー!!」の声を合図に飛び出したのが、感情をハイテンションなゾーンへとぶち込む『KAMASaaaaaaaay!!!』だ。気持ちを騒がせるハード&ディスコビートに合わせ、新世紀えぴっくすたぁネ申は「噛ませ!!」と歌をぶつけてきた。今宵の掛け声は、「かっ飛ばせDaichi」とDaichiを主役に据えたバージョン。 彼らが「カマセ!!」と叫ぶたびに、心が騒ぎだす。もっともっと、その熱をぶち噛ましてくれ!!
スペイシーでエレクトロなダンスナンバー『シーソーゲーム』を介し、クールにせまるメンバーたち。歌声の中へ優しさや甘さを含ませ迫るところも、心をとろけさせる嬉しさ。どんな表情だろうと彼らは何時だって陶酔の世界へ呼び込んでゆく。
そしてここからは主役Daichiのソロ・コーナーへ。AIOLINのヒカリトの奏でるピアノの演奏に乗せ披露したのが、『promise-piano ver-』。Daichiは椅子に座り、甘く響くピアノの音色へ想いを寄り添え、言葉のひと言ひと言を届けるように歌いだした。とても伸びやかな歌声だ。大切な人へ想いを届けようと歌う姿へ、ずっと視線を這わせていたい。原曲とは対極を成すハートフルなバラードに生まれ変わった『promise』を、Daichiは心へ想いの滴を降り注ぐように歌いあげていった。
続いてDaichiは、4人のダンサーたちを従え新曲の『Shinin' day』を披露。彼自身の心模様をそのまま映し出したような、とても甘く温かい歌声と楽曲だ。ヘッドセットを付けたDaichiは、ダンサーたちをリードするよう軽快に歌い踊っていた。胸の内に秘めた想いを吐きだすようにDaichiは歌う。その歌声は、大切な人たちの心へ未来という光を降り注ぐようにも見えていた。
Daichiの「生誕コーナー」では、Daichiをいじりながら、彼のバースデーをみんなでお祝い。大きなバースデーケーキをみんなで囲みながら、9人でたわいもない話を続けてゆく。
「たくさんの人たちの力を借りて、今日のライブをやれました。個人的にいろいろ悩んでいたこともありました。自分のやりたいことがはっきりしてきたことから、辞めようかとも考えていたんですけど。新世紀えぴっくすたぁネ申の活動を通し、ボクらがしっかり想いを持って伝えていけば、まわりも変わっていくんだと感じれたことから、このメンバーで今の環境をもっと変えていきたいなと思い、続けることを選びました。もっともっとステップアップしながら、自分が求めている景色を観たい。そのためにはいろんなものを犠牲にし、自分をもっと高めていかなきゃと思ってる。何より、この9人でステップアップしていきたい。だからこそ、たとえ苦しいことがあろうとも、みんなで越えていきたいなと思います。そのためにも、みんなの協力が必要です。これからも、新世紀えぴっくすたぁネ申の力になってくれたら嬉しいです」
Daichiの言葉を受け、ふたたび会場中へ華やかな歌の花を咲かせるように、新世紀えぴっくすたぁネ申は『トライアングルドリーマー』をプレゼント。メンバーらの歌に合わせ、フロア中から飛び交う熱したコール。互いに気持ちを一つに繋げあうその空間には、不安定な三角形な恋心ではなく、繋がりあったラブな関係が生まれていた。
触れた人たちの心へ翼を授け、共に空へ飛び立とうと、新世紀えぴっくすたぁネ申は『Rising star』を届けてきた。胸がドキドキ弾みだす。ロマンチックな気分を心に抱きながら、この空間を一緒に飛び続けたい。そんなラブリーな気分をくしゃくしゃな笑顔へ塗り替えるように、新世紀えぴっくすたぁネ申は熱狂祭りナンバー『BabySmile』を突きつけた。疾走するビートへ飛び乗り、感情のアクセルを思い切り踏み込みながら、「一生何時でもお祭りさ」と彼らは歌いかける。9人の熱い煽りに触発され、フロア中の人たちが熱い声を舞台上へぶつけていた。互いに浮かべた笑顔は、今夜もキラキラ眩しかった。
続いて披露したのが、Daichiが楽曲制作に携わった新曲の『Dolphin』。何時もの新世紀えぴっくすたぁネ申とは赴きの異なる、とても広がりを覚える壮麗でダンサブルな楽曲だ。スケール溢れる曲の上で、メンバーたちは沸き上がる想いを解き放つように歌っていた。アッパーなお祭りソングが似合う新世紀えぴっくすたぁネ申だが、凛々しい歌声でドラマを描き出す楽曲も、進化を続ける新世紀えぴっくすたぁネ申に似合う新たな魅力になりそうだ。
熱を抱いて飛び出したのが、『星が瞬く夜に』。互いに気持ちを一つに、共に声をぶつけあい歌を交わしあう、この瞬間瞬間が生み出す楽しさが最高だ。星繋がりで届けたのが、『キミホリック』。駆けだすリズムとハートがシンクロ。
最後は、ファンたちの熱したハートをさらに熱く揺さぶる、『怪盗☆スター』をプレゼント。「中盤では、お馴染みサイリウムを用いたヲタ芸も登場。この日は主役のDaichiに合わせ、全員が緑のサイリウムを振っていたのも嬉しい見どころだった。
アンコールは、本編でDaichiがバラードにアレンジして歌った『promise』を、何時ものスタイルで披露。嘘みたいな悲しい世界をもっともっと輝きで塗りつぶそうぜと、9人はたくさんの光を集め、その輝きをフロア中へ降り注いでいった。ふたたび、新曲の『Dolphin』を届け、新世紀えぴっくすたぁネ申は進化を止まない姿を改めて提示。この楽曲がライブを重ねるごとファンたちの身体へ浸透したとき、フロアへどんな高揚した景観が描き出されるのか楽しみだ。
お祭りユニットらしく、最後にふたたび『お祭り戦隊ヒーロー』を歌い、会場中を熱の覚めない祭りの景色へ新世紀えぴっくすたぁネ申は塗り上げていった。誰もが声が枯れる勢いで歌い、叫んでいた。途中、メンバーたちによるDaichiの好きなところを語るコーナーも登場。「踊り倒せ」の歌に合わせ、メンバーもファンたちも終始熱狂の中へ溺れながら、今宵の宴を味わい尽くしていった。
新世紀えぴっくすたぁネ申は、日々多くのイベントを開催している。ぜひ、スケジュールをチェックし、この熱狂を味わいに足を運んでいただきたい。
PHOTO:三村愛
TEXT:長澤智典
「平成最後の日! えぴっくFES!」の新世紀えぴっくすたぁネ申の映像公開中!
「えぴっくFES!」1回目ライブ
「えぴっくFES!」2回目ライブ 前編
「えぴっくFES!」2回目ライブ 後半
新世紀えぴっくすたぁネ申 Twitter
https://twitter.com/epic_hstk_h
新世紀えぴっくすたぁネ申 Web
http://epic-god.com/
新世紀えぴっくすたぁネ申 YouTube Channel
https://www.youtube.com/channel/UCh4EfW8gmwgOEjukrokIC9Q?app=desktop
―セットリスト―
『お祭り戦隊ヒーロー』
『KAMASaaaaaaaay!!!』
『シーソーゲーム』
『promise-piano ver-』Daichiソロ
『Shinin' day』Daichiソロ
『トライアングルドリーマー』
『Rising star』
『BabySmile』
『Dolphin』
『星が瞬く夜に』
『キミホリック』
『怪盗☆スター』
-ENCORE-
『promise』
『Dolphin』
『お祭り戦隊ヒーロー』