現在活動停止中、UNDER FALL JUSTICEのヴォーカリストであり、現在は期間限定で復活動中の『正義』崇拝教團JUSTICE KINGのメンバーとして活動中の前田愛郎。以前から、バンド活動と並行し、彼はソロ作品を重ね続けてきた。
なぜ、前田愛郎がUNDER FALL JUSTICEを通してではなく、前田愛郎名義でも作品を出し続けてきたのか。それは、自身の内なる感情(想い/メッセージ)を具現化するうえで、大衆に向けた視点を持つ UNDER FALL JUSTICEという形よりも、パーソナルな目線のみで描き出せるソロ名義のほうが、より生々しく描けると判断したことから。何故なら、前田愛郎として作りあげた作品には、希望は欠片しか転がっていないのだから…。
彼は、ひたすら主人公の感情を絶望へと追いやっていく。それこそ、死を望む選択を彼は主人公に投影し続けてゆく。でも、そこへは常に「選択」という思考が生まれるように、僅かながららも「生きる」という選択の余地も残している。むしろ、「生きる」という答えを導いて欲しいがために、「リストカット」や「殺人」などのえぐい手法をMVやビジュアル面で取りながら、あえて悲嘆や絶望という救いとは対極にある悲壮さを、楽曲を通し、前田愛郎の世界へ触れた人たちに痛々しいまでに突きつけてゆく。
前田愛郎は知っている。UNDER FALL JUSTICEや前田愛郎の作品を強く求めている人たちの誰もが、心の痛みから逃げようと装いながらも、本当はそれを克服するために、彼らの音楽や、彼らの音楽を愛する人たちの元へ介助の手を伸ばしてゆくことを。
4月10日(水)に、前田愛郎は1st1ミニアルバム『殺された..』を発売する。本作について、前田愛郎は「【問題作】エセではなく、ほんとの意味で人間の根底にあるマイナスな感情・言いたくても言えない感情・人間の闇をドロドロにした物語しか収録されておりません。かつて名古屋系と言われた独特の文化を引き継ぎ完全オリジナルとして現代に蘇らせたマニアにたまらない作品です」と語ってきた。具体的な内容は、直接作品を手に取って感じて欲しい。
とはいえ、「ミニアルバム[殺された..]視聴音源」(https://www.youtube.com/watch?v=V1fivvu5BzY)を聞くことで、前田愛郎が伝えたい想いの核心にはだいぶ近づけるはず。むしろ、ここから流れる楽曲を聞いて、好きか嫌いかを判断して欲しい。そこには、「何となく」という曖昧な答えは出てこないはずだ。
前田愛郎としてのライブの予定はないが、4月25日(木)に名古屋ZEAL LINKでインストアイベントが行われる。何故、彼がそこまで血塗れになりながら死へと願望を馳せる映像を作り続けるのか、その理由を、ぜひ質問して欲しい。きっとそこにも、彼がソロとして作品を作り続ける意味が隠されていそうだからこそ…。
TEXT:長澤智典
ミニアルバム[殺された..]視聴音源
前田愛郎 [殺された..] MV SPOT
前田 愛郎 [死にたい] MV FULL
★インフォメーション★
前田愛郎 1stミニアルバム[殺された..]
2019年4月10日発売
型番:SWAI-1
発売元:Starwave Records
販売元:FWD Inc.
価格:2,160円(税込)
限定:完全限定666枚
CD 収録曲:
1. 死にたい..
2. 殺された..
3. マインドコントロール〜洗脳された僕〜
4. 遺書〜ほんとは死にたくなかった〜(小説)
Official WebSite:
http://underfalljustice.info
ご購入方法:
オンラインショップでのご購入
https://starwave.official.ec
全国のCDショップでのお取り寄せ:
全国のCDショップにて取り寄せが可能です。取り寄せをされる時にはお店のほうに「流通 FWD Inc.」「アーティスト名 前田愛郎」「タイトル名 殺された..」「型番 SWAI-1」をお伝え下さい。
INFORMATION:
CDに関する問い合わせ先 E-MAIL: info@starwaverecords.jp
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