ぶいにゃすがtwitter上に姿を現したのは、5月22日のことだった。当初は、体型に似合わない過激??な行動と言うべきか、腹筋をしていたらマシンから転げ落ちる姿や、キャットタワーに登ろうと悪戦苦闘する様、フラフープに挑戦する模様や、ただただ昼寝をしているなど、怪しい動きの動画をアップし続けていた。中には、DAPUMPの『USA』を踊ってみた動画も…。
そのうち、ヴィジュアル系雑誌の付録のトレカを、もふもふとした手で必死に取る映像や、ヴィジュアル系バンドのCDを紹介する写真、ヴィジュアル系CDの専門店へ向かう姿、様々なヴィジュアル系バンドのフライヤーを眺める写真などを掲載し始め、ぶいにゃすがヴィジュアル系好きだということが判明。
最初は、自分の趣味をひた隠し??にしていたぶいにゃすだが、vistlipの『glider』やR指定の『-SHAMBARA-』の「弾いてみた」映像をアップして以降、ネット上にアップしてある「ヴィジュアル系バンギャの振り10選」を真似し「ヘドバンしてみた」映像をアップするなど、どんどんヴィジュアル系ヲタクぶりを発揮。CD紹介でも、アルルカンや己龍、0.1gの誤算のCDを勝手に紹介すれば、ついには「ぶいにゃすはヴィジュアル系なんで」と宣言するように、アーティスト写真の撮影を敢行。メイクさんにメイクをしていただいてる短い動画までtwitter上にアップしていた。
twitterのプロフィール欄には、「V系好きのゆるキャラです♪ 日本のヴィジュアル系シーンを盛り上げたいー! そんな想いから登場しました、ぶいにゃす♩です! ヴィジュアル系が大好きで日々研究してます! 得意技はヘドバン! ヘドバン仲間集まれー!」と書いてある。
"ゆるキャラ"ブームは、ついにヴィジュアルシーンにも押し寄せてきた。誰が、一体何のために"ぶいにゃす"を誕生させたのか。そもそも、個人で勝手にやっているのか、誰かが手伝っているのかさえ不明。ただ一つわかるのは、愛を持ってヴィジュアル系に接していること。
現状、タイムラインを遡り最初からその姿を見ることも可能な時期だけに、ぶいにゃすの愛らしくも奇妙な行動に、ちょっと注目してみるのはどうだろう。監獄??風の場所でアーティスト写を撮影するこだわりぶりも、きっとヴィジュアル系バンドからの影響に違いない。
これからぶいにゃすがどんな動画や写真をアップしてゆくのか。どんな風に具体的にヴィジュアル系バンドや、世の中のエンターテイメントな存在と関わり出すのか、今から楽しみにチェックしておこうじゃないか。
TEXT:長澤智典
ぶいにゃすオフィシャルツイッター
https://twitter.com/buinyasu