Dr.HAYAMIこと、速水奨が主催する「S.S.D.S.」シリーズ。12月4日(日)に東京総合美容専門学校 マルチホールを舞台に、第23回診察会として「初冬の学会」が行われた。
キャストは、速水奨、堀内賢雄、関俊彦、松本保典、佐藤拓也、平川大輔、神尾晋一郎の7名。今回も、二部制公演として開催。昼の部公演に「サンシャインパワーでしょう」、夜の部公演に「おっとメロメロどうしよう」と命名。先に伝えておくと,昼公演のときから、会話を耳にしながらメロメロになる、お昼に語るにはとてもディープな内容が飛び交っていた。まさにここは、節度をわきまえた??大人たちの集う社交場のよう。
メンバーたちは、「ホスピタルファッション」という名目のもと、白衣を巧みに翻し、ときにはなびかせ、華麗にポーズを決めながら登場。コミカルな姿を見せる人も含め、それぞれが自己アピールしていた姿も印象的だった。最初から色濃いアプローチを見せるところは、さすが「S.S.D.S.」シリーズだ。
昼/夜公演とも、最初に行われたのが、「大人の礼儀 名刺交換」と名付けた名刺交換会。その名の通り、満員の患者(観客)さんが居る客席へドクターたちが名刺を手に降り、強烈に自己アピールする患者さん(観客)たちと直接名刺を交換。この日は、大勢の人たちが物販で手にした光るタンバリンを鳴らして積極的にアピール。その中でも目を引いた人たちと、ドクターたちが場内のアチコチで名刺を交換していった。もちろん患者側の名刺は、普段仕事で使っているものから、この日のイベントのために作ったものまで様々。Dr.HAYAMI(速水奨)は、昼夜公演ともに参加。昼公演には、ブラディ・トランシルヴァニア伯爵(堀内 賢雄)・沢登達哉(松本保典)・(時岡進太郎(佐藤拓也)が。夜公演には、バウム・クーテヘン教授(関俊彦)・ジョー・巽(神尾晋一郎)・三条光孝(平川大輔)が参加。4人が客席で名刺を交換中、残った3人が舞台の上で名刺交換の模様を中継していたのも楽しい見どころだった。
ドクターたちと患者たちが手にした光るタンバリンを鳴らし、腕を振りながら(心の中で)一緒に歌ったJoy三郎記念セント・ラ・フォーレ病院の院歌『白亜の迷宮』では、時岡進太郎(佐藤拓也)が、歌に合わせてタンバリンで身体中を叩く、巧みなタンバリン裁きを披露。夜公演では、時岡進太郎(佐藤拓也)が身体を使ってタンバリンを鳴らす姿を、ジョー・巽(神尾晋一郎)がジーッと凝視する姿もあった。
続く「ラジオ体操第一」では、椅子に座っていた患者たち全員が起立。昼公演ではDr.HAYAMI(速水奨)が、夜公演ではバウム教授(関俊彦)がリーダーとなり、体操をリード。会場中の人たちが真面目に??ラジオ体操をしていく中、昼夜公演ともにブラディ伯爵(堀内賢雄)がコミカルな動きを見せ、観客たちの視線を惹きつけていた。夜公演では、ジョー・巽(神尾晋一郎)が、体操するのではなく、みんなを煽るような仕種を見せていた。その様を見た時岡進太郎(佐藤拓也)が突っ込みを入れる場面も登場。ラジオ体操をしながらも、ここでも視線は舞台から目を離すことが出来なかった。
今回の「S.S.D.S. 第23回診察会~初冬の学会~」の大きな目玉になっていたのが、ドクターたちが患者たちの悩みに答える「診察」のコーナー。そして、「美の探求」と題したステージドラマだった。中でも注目したいのが、本公演より、6人の名医が揃うJoy三郎記念セント・ラ・フォーレ病院内 "13号医局"の仲間入りを果たしたジョー・巽(神尾晋一郎)を物語の中心に据えたドラマパート。 なぜ「美の探求」という題名なのかは、これからご覧になる方のお楽しみのために伏せておこう。
ステージドラマ「美の探求」は、公演ごとに一つの物語として完結していたことから、昼公演のみを見た方でも楽しめる内容になっていた。ただ、そこへ含みを持たせていたのも事実。夜公演では、昼公演で伝えた内容を振り返ったうえでスタート。昼公演を観ていた人たちは、より深く公演の内容に浸れる構成を成していた。もちろん、夜公演だけを見た方でもすーっと物語に馴染めたところが嬉しい。 昼夜公演を通した内容を、ここへ簡潔に記したい。
世界的に有名なファッションデザイナーの両親。とくに父親は、ジョー・巽(神尾晋一郎)の妹マリーを寵愛し、海外のSHOWへも連れまわしていた、父親とマリーが不在の間、同じくファッションデザイナーの母親も、日本で精力的に活動。だが、父親(旦那)がいないことを幸いに、若いモデルを誘いだしては禁断の愛に戯れていた。その様を見てしまったジョー・巽(神尾晋一郎)。母親は、そんなジョー・巽(神尾晋一郎)を無下に扱いだす。その理由には、ジョー・巽(神尾晋一郎)の出生の秘密があった。
ジョー・巽(神尾晋一郎)の本当の父親は、パリに棲むヴァンパイアのブラディ・トランシルヴァニア伯爵(堀内賢雄)だった。2人は、13号医局で再会を果たすことに。ただし、そこには実親と息子との再会という理由だけではなく、13号医局を巻き込むいろんな思惑があった。ジョー・巽(神尾晋一郎)が生まれるまでの話を語るブラディ・トランシルヴァニア伯爵(堀内賢雄)。その言葉に心震えながらも、いろんな思惑を胸に、この場にいたジョー・巽(神尾晋一郎)。そこへ、本編とも微妙に絡まる餅太郎(松本保典)のエピソードも交え、物語は胸の痛む切ないドラマを描きだす。だけど、その結末が…。
ドラマパートについては、ぜひ「RakutenTV」をご覧になっていただきたい。もう一つの見どころになっていたのが、患者たちからの診療の相談に、7人のドクターたちが答える「診察」のコーナー。
こちらは、昼夜公演ともに、患者たちから寄せられた数多くの相談へ7人のドクターたちが真摯に??答えれば、ドクターどうしで悩みを寄せ合い、相談してゆく様も見せていた。相談の内容も、相応に人生を重ねた大人の患者たちも多いことから、ここに書くには推し量られる相談事もけっこう飛び交っていた。気になった方は配信を見てほしい。ここでは、書ける範囲で、ほんの一部だけを抜粋する形で伝えよう。
「今年を現す漢字は?」の相談を受け、各ドクターが回答。(時岡進太郎(佐藤拓也)が、「甘」。ジョー・巽(神尾晋一郎)が、「有」。三条光孝(平川大輔)が、「板」。(Dr.HAYAMI(速水奨)が、「教」。ブラディ・トランシルヴァニア伯爵(堀内賢雄)が、「驚」。バウム・クーテヘン教授(関俊彦)が、「歓」。沢登達哉 (松本保典)が、「酌」も含めて「転」。その内容については、番組を通して確かめていただきたい。
結婚して22年目のラブラブ夫婦から寄せられた,「夜のLOVELOVEは15年ほど遠ざかっています。どうしたらLOVEできますかのアドバイスをください」や、「付き合う彼氏がダメンズです。自立した人を見つけたいと思っています。ダメンズを見分ける方法が知りたいです。そのうえでメロメロにするテクニックをレクチャーしてください」など、なかなか刺激的な質問が多く寄せられていた。
ドクターどうしの質問では、「スズメバチとカラスに脅されます。とくにスズメバチはサングラスをかけているようで怖いです。なんとかしてください」という、不思議な質問まで飛び交っていた。
以前からブラディ・トランシルヴァニア伯爵(堀内賢雄)が何かしらアクションを起こすたびに、場内から笑いがおきている。昼公演の「診察」の中、その現象に名前をつけてほしい」という依頼を受け、ドクターたちは「人生」と命名。なぜ、そう名付けたかの過程など、昼夜公演の「診察」コーナーは見逃せない内容が盛りだくさんだ。
最後に、みんなで歌い踊りながら大騒ぎした「デオキシリボ助さん」を歌唱。このコーナーでは13号医局専属ナースのリサ(景山梨彩)も加え、患者たちと一緒にモンキーダンスを踊れば、歌詞に出てくる「D.N.A.」ポーズをみんなでしながら心を一つにしてゆくなど、わちゃわちゃとした楽しい時間を作りあげていった。
この日の模様は、12月17日より「RakutenTV」で配信になる。7人のディープなやりとりを味わいたい方は、ぜひ、この放送をご覧になり、「禁断の興奮」を体感していただきたい。
TEXT:長澤智典
Super Stylish Doctors Story S.S.D.S. 第23回診察会 「初冬の学会」
■2022年12月4日(日) ■会場:東京美容専門学校マルチホール
昼の部 「サンシャインパワーでしょう」開場13時00分 開演13時45分
夜の部 「おっとメロメロどうしよう」 開場16時45分 開演17時30分
【出演】
速水 奨 (Dr.HAYAMI)
堀内 賢雄 (ブラディ伯爵)
松本 保典 (沢登達哉/餅太郎)
関 俊彦(バウム教授)
平川 大輔 (三条光孝)
佐藤 拓也 (時岡進太郎)
神尾 晋一郎(ジョー・巽)
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