現在、着実にブームを巻き起こしているメンドル(メンズアイドル)シーンにおいて
圧倒的な存在感を放つアイドル系ヲタクグループ・新世紀えぴっくすたぁネ申。“1000人動員できなければ解散”という彼らにとって運命の日となるマイナビBLITZ赤坂ワンマンを10日後に控えた1月13日、東京・ZircoTokyoで大我生誕ライブ2019『大変よく頑張ってます。』を開催した。
会場に足を踏み入れると、会場中に大我のイメージカラーである紫色の風船が所狭しと設置され、開演前からお誕生日ムードが会場に漂う。ライヴは大我からのメッセージVTRで開演し、会場を暖めるべく行われたメンバー曰く“大我らしい”若干シュールなコールアンドレスポンスを経て色とりどりのサイリウムの海の中「KAMAsaaaaay!!!!!!」でスタートし、<かませ!>の声やラインダンスでフロアを盛り上げる。続くこの日仕様に歌いだしと落ちサビを大我が務めた「キミホリック」、アヤァ・オブ・ザワールド(以下、あやぁ)が歌詞にならって「本日で25レベル(25歳)になりました」と大我を紹介した「GAME」でフロアをアゲていく。
さらにあやぁの爆笑MCをはさみ、和メロとメンバーが扇子を使ったパフォーマンスを見せてくれる「命短シ恋セヨ人類」では扇子を忘れたたくぴーがフライヤーを折って代用し会場の笑いを誘う。また、イントロで歓声があがった「ゴーストパーティー」、あやぁのド迫力のスクリームで始まったアッパーチューン「Re:Re:Re:START」で前半戦を締めくくった。
ここからは生誕コーナーということで和気藹藹とした雰囲気でケーキやプレゼントを大我に贈り、大我本人からお礼の言葉、そして23日のマイナビBLITZ赤坂でのワンマンのことを考えるあまり生誕イベントの告知が遅くなってしまったことへのお詫びの言葉を述べるシーンは心優しい大我らしい一コマだったように思う。そして、大我は一人で秦基博の「ひまわりの約束」を披露。元々は別の曲を歌うつもりだったが、歌詞を読んで届けられるものがあったらいいなとこの曲を選んだという通り、その優しく寄り添うような歌詞に涙するファンの姿も見られ、大我の想いがしっかりと届いていることをうかがうことができた。
後半戦は大我がコーディネートした衣装をまとったメンバーが登場しスタート。そしてこの日披露された新曲「RISING STAR」はDaichiが作詞と振付を担当し、彼らが未来に向かっていくような曲だ。まさに運命のを日を10日後に控えた彼らが未来を掴むためのような曲であり、曲中のDaichiの伸びやかな雄たけびは彼らがあげた狼煙のようだった。ここからライヴは熱を上げていく。まずは「RISING STAR」と同じくポジティブで前に進む強さを持ったベイビーレイズJAPANのカバーである「夜明けBrand New Days」、メンバーからファンへの愛の告白のような甘さにあふれた「愛踊ロマンス」、そしてメンバーのピースサインが眩しい「BabySmile」とフロアからも大きな声があがる曲を立て続けに投下し一緒にライヴを作っていく。
終始ゆるい雰囲気で進み、メンバーにもあらためて“大我らしい”と言わしめるライヴはついに最後のセクションに突入し、虹のコンキスタドールの「トライアングルドリーマー」カバーではこの日一番のMIXの声があがる。続くオーディエンスが手を大きく振るパーティーチューン「STARLIGHT」でラストスパートに拍車をかけ、彼らがアイドル全開でファンのハートを射止めるべく甘い言葉をささやく「怪盗☆スター」の間奏では大我生誕仕様として紫色のサイリウムでヲタ芸を打つシーンが見られた。そして、この日の最後に披露された「Summer Player」はこの日の主役である大我による全編ソロで歌われ、はじめはメンバーに焚きつけられ戸惑いながら歌いだした大我ではあったが、最後はたくぴーと池田に担がれ堂々と歌い上げてくれた。
また、 本編終了後には「モンスター」のMVが初解禁された。数多くのエキストラが参加する中、昨年10月に同グループを脱退したk-toと流星の姿が映った瞬間には会場から声があがるシーンも見られた。こちらのMVはオフィシャルYoutubeでも公開されており、彼らが向かう先をしっかりと確かめて欲しい。
アンコールはゴリゴリの重低音が響く「CRAZY CRAZY」から。さらに四つ打ちのビートが心地よいエレクトロポップナンバー「シーソーゲーム」ではキレキレのダンスを披露し、ラストは「お祭り戦隊ヒーロー」でメンバーもフロアも声をあげ、文字通りお祭り騒ぎでライヴを締めくくった。
この日のライヴを見てもわかるが、彼らは誰一人としてマイナビBLITZ赤坂で1000人動員することを諦めていない。そして前だけを見ている。それはこの日も披露した新曲である「RISING STAR」の<さぁ Rising star 掴むんだ あのヒカリ あのミライ 奇跡だって起こすよ>の歌詞や、アンコールで公開された「モンスター」の<ここで終わるわけにはいかないから>の歌詞にも表れているだろう。これまでのEPIC STAR時代ももちろん、新世紀えぴっくすたぁネ申のすべてを賭けた運命の日は間もなく。泣いても笑ってもすべては23日に決まる。彼らはここで終わるわけにはいかないし、ここで終わるわけがないんだ。
MV「モンスター」フルムービー公開中
(取材・文 オザキケイト)
新世紀えぴっくすたぁネ申 youtube
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新世紀えぴっくすたぁネ申 twitter
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新世紀えぴっくすたぁネ申 Web
http://epic-god.com/
「シン・ネ申ワンマン」
2019年1月23日(水)マイナビBLITZ赤坂
OPEN/START:18:00/19:00
チケット:前方5000円/中間3000円/後方1000円(税込・D代別途)
発売中
https://t.livepocket.jp/e/0123blitz