12月10日には、最新シングル「The last of days」も2-TYPE発売するCANDY GO! GO!。今回、CANDY GO! GO!のメンバーが収録曲を解説してくれた。彼女たちの言葉を参考に、音源やライブで曲たちに触れていただけたら幸いだ。 「The last of days」
なぎさりん 「The last of days」の作曲をプロデューサーのOKBさんが担当。タイトルも最初から「The last of days」と決めてたことから、「そのタイトルを元に歌詞を書いてください」とわたしに作詞の依頼が来ました。そこから、「The last of days」をわたしなりに解釈。最近って、何が起こるかわからない世の中じゃないですか。何時死ぬかだってわからないので、「何時最後の日が訪れてもいいように、毎日を無駄にせず生きよう」というメッセージを歌詞に込めました。
──椎間板ヘルニア治療を終え、リハビリ中のりんさんは、まさに今、何が起こるかわからない体験をしている最中ですもんね。 なぎさりん ホントにそうなんです。今年は、そういう経験をいっぱいしています。わたし、何回も芸能人生を終わりかける経験を重ねているので、毎日後悔のないようにという気持ちはもともとあったのですが、その気持ちと「The last of days」というタイトルが重なったことから、先の想いを歌詞へ記しました。わたしの書く歌詞は暗い内容が多いと言われてたので、初めてポジティブな歌詞を書いたんですけど。メンバーからは「ちょっと闇が深い」と…。もともとは、ウェディングソングにしたかったんです。だからわたしは、歌詞の中へ「最後の日を一緒に迎えるくらい愛する人に出会えたらいいな」という意味合いも込めて書いたところ、メンバーからは「言葉から闇が見える」と言われちゃって。 磯野未来 一番最後に、一番闇の中へ落としています。だって、「キミの隣は誰もいないで」ですからね。この歌の闇は深いです (笑)。 永瀬りか わたしが今回「The last of days」の振り付けを担当しているんですけど。この曲は、プロデューサーからのダンスのリクエストがいろいろとあった歌。「このサビは絶対にみんなでパラパラを踊りだしたら、みんな楽しむぞ」と言われたことから、パラパラな振りを入れてます。ダンスはけっこう動きが早く踊るハードルは高めなんですけど、みんな頑張って真似してくれているのを見てると、私たちも踊っててすごく楽しくなります。 磯野未来 けっこうエクササイズになるよね(笑)。 「Let it rain」
磯野未来 共通C/Wとして収録した「Let it rain」は、プロデューサーの岡部さんから「この歌のテーマは、雨で」と言われたので、そこから書き始めました。雨って、嫌じゃないですか。そこから嫌なことやつらいことを例えとして書き出せば、「そういうのを乗り越えていかないとちゃんと虹は見えないよ」「いい場所には行けないよ」という想いを込めた内容にしていきました。要は、「自分の力で乗り越えていこう」という歌です。
──そのテーマは、CANDY GO! GO!の生きざまにも繋がる想いですよね。 磯野未来 そうですね。ちょっと「Yes-Yes-Yes」と似たようなところもあって、あれは完全に怒りの曲だったんですけど。「Let it rain」は、そこを自分の力で打ち壊していこうという前向きな歌にしています。最初は虹さえも貶してるんですけど、最終的にはちゃんと自分の力でつかんだものを見ていこうぜと、虹をつかもうとしていく楽曲ですからね。 永瀬りか 「Let it rain」は、物語性を持ったダンスにしています。雨の滴のポーズや、しっとり踊るところもあれば、サビではどしゃぶり雨の中で踊る激しいイメージも描き出しました。終盤はしっとりしながらも、最後はしっかり上を観てゆくように、希望をつかむ物語として展開してゆく振りになっています。 杉本莉愛 わたしが聞いてて思うのは、CANDY GO! GO!の楽曲の中で一番未来ぴょんさんの歌い方が当てはまってるなということ。一番輝いて聞こえる、パワー系の楽曲のように、未来ぴょんさんらしさをめちゃめちゃ存分に味わえる歌だと思います。
──影を背負った想いをぶつける姿が似合う人ですからね。 磯野未来 確かに(笑)、そこは強めな性格なので(笑)。 夏井さら 「Let it rain」のときのわたしは、恰好いい顔が出来なくて。この曲の意味も最初あまりわかっていないまま踊ってたせいか、よく「顔が怖い」「怒ってるね」と言われちゃうんですけど、ちょっとずつでも歌詞を理解して、良い表情をしていけたらなと思っています。 宇野みずき わたしも普段は笑顔を褒められるタイプなんですけど。「Let it rain」は本当に強い曲なので、この曲を歌うときだけは笑わないように恰好をつけています。 なぎさりん わたし、歌いだしを担当してるんですけど、めっちゃ浸りきって歌っているから、歌いだしのときはお客さんの顔も見えてないくらい自分の世界に入り込んで歌っています。しかも、ちょっとヴィジュアル系を意識した歌い方をしているのも特徴です。 「Find it!」